── キラキラ星は夢限大 ──

とあるオタクの備忘録。統一感ない気まぐれブログです。 @s_k_nj21

とあるジャニオタの矛盾した話

あえて前置きすると、この記事を書く前に書きたかったことはたくさんあった。

けどどうしても、今この話をしたかった。

Twitterでは文字数が全く足りなかったから…

 

 

先日、ジャニーズWESTがゲスト出演したTOKIOカケル』

 

出演が決定した時から私はすごく楽しみで、当日はテレビの前でいまかいまかと待機していた。

 

始まった瞬間は本当に嬉しくて、先輩の番組に全員で出演できることに胸がいっぱいだった。

 

コーナーはどれも面白くて、TOKIO先輩がWESTのいいところを引き出してくれて、それに必死に応えるみんながカッコよくて……本当に最高だったと思う。

 

そんな中、私にはひとつ引っかかったものがあった。

 

それはデビューについて。

 

予告では「デビュー秘話も!」と書かれていたので、てっきり話すもんだと思ってた。実際たいぴーの時だってそうだったし。

 

だけど現実は違った。

 

デビューについての深い部分には全くもって突っ込まれなくて、ただサラサラと話が流れていっただけだった。

 

正直、モヤモヤしたし、良かったとも思った。

 

今から話すことはすごく矛盾しているし、自分でも何を言いたいのか分からない。多分この話題に関して正解なんてないと思う……

だから、いちファンの戯言だと思って読んでほしい。

 

 

ジャニーズWESTのデビューまでの経緯に関して、今回は割愛させていただくけれど本当に色んなことがあったらしい。

 

知らない人は調べてくれたらいい。検索かければすぐに出てくる。

 

らしいと言うのは、私がそれを経験してないから。私は当時の人の話を聞いてや、インタビューを読んでの知識しかない。

実際、当時の彼らをこの目で見たわけじゃないから

「何も知らないくせに」って言われるのは百も承知で話させてもらう。

 

TOKIOカケル(以後トキカケ)では、デビューの真相が無かったことになってるように思えた。

 

あれは、あたかも最初から7人だったみたいな話の流れだった。

 

これに違和感を感じたのは私だけじゃないはず……

 

あの話はきっとテレビ的にも事務所的にも問題があるから、ボヤかされたのかもしれない。

けど、私は軽くでもいいから触れてほしかった。4→7になったことはサラッと話せることでは絶対にないけれど、少しでも触れることに意味があったんじゃないかと思う。

 

今月号のMyojo、一万字インタビューで流星くんが

 

「あえて思い出すことはないかな。今はそれを聞かなければ言わないし、誰も意識してない。」

 

 「あの時期の話は全員がツラかったから今も思い出したくない。ただ、7人でデビューできた感謝は忘れちゃいけないとも思ってる」

 

 

こう言っていた。

照史くんは前に「今は笑い話にできる」って言ってたけど、きっとこれから先も3人とっては辛いことで思い出したくないことなんだと思う。

 

もしあの場でその話をしていたら、3人にとって辛くて、苦しいに違いないから

好きなアイドルが傷つけられなくて良かったと思う自分もいる。

その話をしている時の3人の表情なんて、絶対に見れないと思うし、想像もしたくなかった。

 

 

 

とは言え、たとえ話さなかったとしても、まるで4→7が無かったかのように話が進むのは違う気がした。

「聞かれなかったから、答えなかった。」確かにそうかもしれない。 

 

だけど、その一部始終を見た時に言葉で言い表せないくらい悲しくて、複雑な気持ちだった。

 

あの一連のゴタゴタを濁し続けたら、いつか彼らの過去は消えてしまう。

そんな気がした。

 

 

私は辛かったことも苦しかったことも全て、彼らのグループとしての歴史の一欠片だと思う。

流星くんが言うように、それがあってこそ「今」が存在してる。

だから、絶対に否定したくないし、無かったことになんて絶対にしたくない。

 

歴史っていうものは誰かが語り継がなければ確実に消えていくものだと思う。私たちが習ってきた日本史や世界史だって、誰かが書いて、残してきたから存在する。

誰かの記憶にはあっても、それを残さなければ絶対あとには伝わらない。

それに、正しく伝えなければいつか必ず真実は消えてしまうものでもあると思っている。

さっきの、日本史や世界史で言えば、その伝えてきたものは間違ってる可能性だってある。嘘を書けば、それが残り、いずれそれが事実となる。現代の私たちに知る術はなくて、きっと真実はその時代の人しか分からない。

 

大袈裟な例えかもしれないけれど、彼らのグループとしての歴史においても同じことが言えるんじゃないかと思う。

 

別に、トキカケで嘘をついたわけじゃなく触れられなかっただけではあるけど、これを繰り返していけば次第に真実はぼやけていくのではないだろうか。

 

だからこそ私はあの場で話して、いや、触れて欲しかったんだと思う。

 

 

彼らが歩んできた道は確実にあったはずなのに、それが消えてしまう

 

なんて大袈裟かもしれないけど、私にとっては、そんな悲しい未来を想像してしまうくらいショッキングな出来事だった。

 

 

記憶に残して満足しちゃダメだ。

 

そう思った。

 

 

だけど、私には何も出来ない。応援することくらいしか。

ただ、彼らの軌跡を、これからの未来を、そして、7人で活動出来ている「奇跡」の一つ一つを

記憶に留めるだけじゃなく、残していくことに意味があるんじゃないかと思う。

 

絶対に本人たちは忘れられない、もちろんファンも忘れられないツラい出来事。

ひょっとしたら、このことは「ファンだけが知ってれば良いこと」なのかもしれない。

だけど、私はジャニーズWESTを語る上で避けては通れないことだと思っている。

彼ら7人がこうしてアイドルとして存在しているのは、紛れもないあの出来事があったから。

 

 

これから先、地上波でデビューのことが話されるのかなんて全く予想はつかないけれど

〝なかったこと〟にだけはしてほしくない。

 

さっきも言ったけど、勿論本人たちも、ファンも絶対に忘れないし、記憶に深く深く刻まれてる。

だけど、そうでない人達から見た時に、〝なかったこと〟になっていたら意味がない。

 

周りから見て、確実に存在している事実でなければ無いも同然だと思う。

 

そういう意味での事実が、先日のトキカケには存在してなかった気がする。

 

 

ここまでつらつらと考えを綴ってきたけれど、結局自分があの時触れて欲しかったのか、そうじゃなかったのか全然分からない。

傷つくところは見たくない、だけど〝なかったこと〟になるのは嫌だ。

やっぱり、つくづく矛盾してる……

 

 

多分、無理して話してほしくないけど、ここのままじゃ不安。ってのが今の私の気持ちなんだと思う。

 

ここに書き残したところで何にもならないってのは分かってた。

ただ、少し自分の気持ちを整理したかっただけで、共感する人がいてほしいんだと思う。

 

 

ファンは今回のことに関して考えることはそれぞれあったはずだ。

最初に言ったけど、正解なんてないんだよね……

 

 

結局、これから話すか話さないかは彼ら次第。

 

次もし同じような機会があって、その時触れられなかったら素直に受け止めたいなと私は思う。